漢方薬と健康法(養生)

二日酔いにきく漢方とは?

こんにちは「漢方薬局 太陽堂 薬剤師の前原」です。

突然ですが、二日酔いに悩まれている方にぜひご参考にして頂けたらとブログに書かせて頂きました。

太陽堂では定期的に勉強会やミーティングをしていて、終了後飲み会を開催しています。
 
楽しんでいると盛り上がってきてお酒をたくさん飲む時も…(笑)

お酒を飲みすぎると次の日が心配ですが、次の日が仕事でもみんな朝から元気よく働いています。

今日はその秘密を公開させていただきますね。

まずはアルコール分解のメカニズム

当たり前ですが、二日酔いの原因は「アルコール」です。

アルコールが無害なものへと分解されるまでは、以下の5つのステップがあります。

①胃や小腸でお酒(アルコール)が吸収される
②アルコールが血液中に溶け込み、体内を循環したあと肝臓に流れ込む
③肝臓でアルコールは分解され、アセドアルデヒドになる
④同じく肝臓でアセドアルデヒドは分解され、酢酸となる
⑤酢酸は体内をめぐり、最終的に炭酸ガスと水になる

肝臓の解毒作用が十分じゃないと、分解が上手くいかず二日酔いが酷くなります…

二日酔いの症状と対策

二日酔いの症状として代表的なのは「頭痛」「吐き気」です。

私も学生の頃は、よく悩まされていました…

と言いながら先日も日本酒にやられたばかりです(笑)→秘密の道具を忘れました…

ちなみに頭痛の原因は先ほど分解の過程で出てきた「アセドアルデヒドの毒性」と言われています。
 
アセドアルデヒドが肝臓で分解されず、残ってしまう事で頭痛に…

アセドアルデヒドの分解に必要なことは

・水と糖をたくさん摂取すること
・肝機能を高める食事をすること

この2つになります。

アルコールの利尿作用で、いつも以上に身体から水が抜けている状態ですから「水を多めに摂取すること」は本当に重要です。
 
糖も一緒に摂ることを考えると、スポーツドリンクなどがおすすめになり私の愛用は「ポカリ」になります。

二日酔いにおススメの漢方薬

太陽堂でおすすめしているのは「五苓散」「ウコン」「緑翠泉」になります。

「五苓散」
利水作用があり、水の巡りを良くしてくれます。
 
「五苓散」に関しては詳しく書いていますので、興味のある方は「五苓散」をご覧になって見て下さい。
 
太陽堂ブログ 利水と利尿の違いは?気になる浮腫みを改善する「五苓散」。

「ウコン」
皆さん馴染み深いのではないでしょうか?
肝臓の解毒能力を上げる作用があり、お酒を飲む前に摂る事がおススメですね~

太陽堂では、お酒を飲む前にみんなでウコンを飲んでいます(笑)

「緑翠泉」(りょくすいせん)
太陽堂で扱っている青汁ですが肝臓の解毒作用を高めてくれる為、ウコンとの相性が抜群です。
そのため、ウコンと同じタイミングで太陽堂のスタッフはみんな飲んでいます!

私のオススメは「緑茶ハイ」に溶かして飲むことです。
青汁は苦いイメージがありますが、緑翠泉は本当に美味しいのでおすすめですよ~

みなさんも、健康を損なうことなく、お酒を楽しんでくださいね

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