漢方薬と健康法(養生) 冬の養生法~身体を温める食べ物、冷え対策~ facebook tweet はてブ LINE 2017.11.08 by 林 泰太郎 0 冷え込むようになってきましたね… 冬の養生法を書こうと思ってふと思いました。 「冬って何月から何月なんだろう…」 そこで調べてみた所、 〇旧暦の節月 節月10月〜12月 = 立冬(11/7頃)〜立春前日(2/3頃) 〇気象庁による区分 12月〜2月 (12/1〜2/末日) 〇天文学における区分 冬至(12/22頃)〜春分(3/21頃) 〇年度による区分 1月〜3月 (1/1〜3/31) らしいです。 ちょっと早いかもしれませんが冬対策やっていきましょう。 冷え対策の食べ物とは 冬といえば「寒さ」ですね… 寒さ対策が重要になってきます。 まずは身体を「温める」食養生から説明していきますね。 身体を温める食べ物 身体を温める食べ物としては、「発酵食品」や「香辛料」になってきます。 発酵食品のご紹介 「発酵食品」として有名なのは「味噌」、「ヨーグルト」、「紅茶」、「お酢」などになってきますね。(醤油は身体を冷やすのでご注意ください。) 「紅茶」が身体を温めるってイメージはあまりなかったのではないでしょうか? 実は「紅茶」は発酵食品になり、身体を温める飲み物になっています。 寒さが気になる方は「コーヒー」から「紅茶」に変えるだけでも身体の温まり方は変わってきますよ。 一番のおススメは「味噌」ですね。 「味噌汁」を飲むだけでも身体の温まり方は変わってきます。 しかも「味噌」は、ビタミンB1も豊富なので「眼の疲れ」や「筋肉疲労」にも良いですよ。 また「お酢」も身体を温める作用がありますが、ミネラルを体内から排出してしまうので注意が必要です。 その為、「お酢」は組み合わせが大事になってきます。 「海藻類」と組み合わせる「もずく酢」や「ワカメ酢」などは、ミネラル補給にもなり良いですね。 香辛料のご紹介 「香辛料」ですが、「生姜」、「唐辛子」、「山椒」などですね。 身体を温める為に「香辛料」を使っている方も多いと思います。 「香辛料」は身体にも良いのでおススメですが、1つ注意点があります。 刺激が強いので、「粘膜を刺激」してしまうというのが欠点ですね… 特に唐辛子は「熱」が強いので注意ですね。 炎症がおきている時は出来るだけ控えるようにして下さい。(怪我している時など) 身体を冷やす食べ物 身体を冷やす食べ物は「苦み・アクのある物」、「生野菜」、「果物」、「背骨の無い海産物」などになります。 「苦み・アクのある物」としては、ゴーヤ、なすび、牛蒡、ビール、コーヒーなどになってきます。 先ほども書きましたが、「コーヒー」から「紅茶」に変えると良いですよ。 「生野菜」や「果物」に関しては、東洋学な「潤」という潤わす作用があります。 「水は寒なり」という言葉がありますが、潤わす作用があるものは身体を冷やしてしまいます。 また「背骨の無い海産物」は、「蟹」、「ナマコ」などになります。 例外として「貝類」、「海老」、「イカ」は身体を温める作用がありますよ。 冬の養生法~身体を温める食べ物、冷え対策~ まとめ 冷え対策いかがだったでしょうか? 冬の養生法の「冷え」に焦点を当ててお話しさせて頂きました。 病気などについてはまた別に書かせて頂こうと思います。 食べ物を少し気を付けるだけでも冷えの対策になると思います。 ぜひ実践して見て下さいね。 関連