漢方薬と健康法(養生)

毎年嫌になる梅雨…3つの主な症状と対策方法

梅雨の時期やってきましたね…
 
梅雨に入ると身体の不調出てきますので、不調の症状と対策話していきます。
ちなみに梅雨ってそろそろだけど具体的にいつからだっけ?と思い調べてきました。
地域により梅雨入りや梅雨明けは変わってきます。
 
〇沖縄や奄美
 
梅雨入り「5月初旬から中旬」~梅雨明け「6月下旬から7月上旬」
 
〇西日本~関東
 
梅雨入り「6月上旬から中旬」~梅雨明け「7月中旬から下旬」
 
〇東北
 
梅雨入り「6月中旬」~梅雨明け「7月下旬」
 
7月初めには終わっているイメージだったのですが、7月後半まで続いている地域もあるんですね。
 

梅雨におこる不調の原因と症状

梅雨の体調不良は「湿気の高さ」「気圧の変化」などが原因になります。
 
症状としては
 
・むくみ
・だるさや疲れ
・頭の重み、めまい
・食欲不振
・軟便・下痢・胃の不調
 
などです。

梅雨時期の症状と養生法

消化不良によりおこる症状

軟便・下痢・胃の不調などは「消化不良」によりおこる症状になります。
体内の消化吸収や水分代謝が落ち、暑くなる事による冷たい飲み物や食べ物で胃腸の調子を更に悪化…
 
養生法としては
 
・紅茶やヨーグルト、味噌、生姜など胃を温めるものを併用。
・胃腸が冷えやすい食べ物・飲み物、脂物や消化にわるいものを控えましょう。
 

自律神経の乱れによりおこる症状

だるさや疲れ、頭の重み、めまいは「自律神経の乱れ」によりおこる症状になります。
気圧の変化に適応できずにおこる症状の1つですね。
 
養生法としては
 
・発散作用の強い白コショウ・紫蘇・生姜・山椒を適度に摂る。
・生活リズムを整える。(夜更かしなどをしない。昼寝も時間を決めて)
・天気が良い時はお散歩を。(日光を浴びることで自律神経の調節を。)
 

むくみによりおこる症状

最後に悩まれる事が多いと思われる「むくみ」ですね。
元々日本人は身体の中に水分を取り込みやすく、梅雨時期になると余計にむくみやすくなってしまいます。
「心臓疾患」がある方は特に要注意ですね…
 
養生法としては
 
・ウリ科の食材を摂る(きゅうりやスイカなど夏の食材はむくみを摂るのにぴったりです。)
・天気が良い時はお散歩を。(汗をかく事で水分を排出。)
 
むくみが辛い方は水分を控える傾向にありますが、こちらは「脱水」があるので要注意です。
 
そこで脱水にもむくみにも効く食材としておススメなのが「もろきゅう」になります。
 
「大豆」には脱水を防ぐ効果がある為、「大豆味噌」でないといけないのでご注意くださいね。
「きゅうり」で水を排出、「味噌」で脱水を防ぐという最高の組み合わせです。
 
梅雨のお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?
 
5月病も終わったと思ったら、今度は梅雨…
気分が晴れない時期が続きますが、養生法を参考にして梅雨を乗り越えて下さいね。