漢方薬について 4月~5月に見られやすい身近な生薬。 facebook tweet はてブ LINE 2021.05.22 by 小林良子 0 ~国際薬膳師の「小林」がお送りします。~ 【どくだみは十薬という生薬】 ゴールデンウィークが近づくと、どくだみの花が咲きはじめますね♪ クセのある香りが苦手な人も多いですが、赤くて痛いニキビや肌荒れに効果的。 殺菌効果があります。 どくだみ茶は利尿作用もあります。 私は夏の虫刺されや肌荒れ用に手作り化粧水を作ります! 【ドクダミ化粧水の作り方】 1 どくだみをよく洗い、日陰で乾かす 2 煮沸した瓶に葉を1/3程度いれ、ホワイトリカーを瓶に注ぐ。 3 1-2か月後葉を取り出し、精製水で10倍に希釈し使う。 (保湿したいときはグリセリンを入れる) 注)パッチテスト後、早めに使って下さい! 【金銀花と忍冬】 生薬としては金銀花の蕾、忍冬の葉茎を乾燥させたものを使います。 どちらも熱を冷ます効果があります。 頭のほうの熱っぽさや喉に効く「銀翹散(ぎんぎょうさん)」という、風邪やインフルエンザの薬に主薬として処方されています。 花は黄から白に変化し、甘い香りがします。 【春の味覚 独活】 ほろ苦さがある独活(うど)は漢方薬では【どっかつ】と呼ばれます。 足腰の痛みやむくみ、だるさに効果的。 酢みそ和えなら、春に必要な酸味も一緒に摂れますね。 新芽の天ぷらもおいしそう。 春ならでは味覚を楽しんで! 【タンポポでデトックス】 春になると見かけるタンポポの花。 「蒲公英(ホコウエイ)」という生薬になり、ハーブ名はダンデライオンと呼ばれます。 利尿作用や便秘肌荒れに効果があるといわれ、デトックス効果が期待できます。 コーヒーやお茶でとりいれてみては? キク科アレルギーの方は注意! 【よもぎの魅力】 草餅に使われるよもぎ。 漢方薬では艾葉(がいよう)と呼ばれ、体を温めるお薬として、婦人科系疾患で多く使われます。 お灸で使われるもぐさもよもぎが原料になっています。 入浴剤も温まり方が違います。 私も外から中からよもぎのお世話になってます。 【コブシは辛夷(しんい)という生薬】 春になると白い花を咲かせるコブシ。 甘い香りがしますよね。 生薬の効能は鼻の通りをよくする・鼻水・くしゃみなどにも効果的。 発汗作用もあり、風邪など頭痛を改善します。 私も生薬棚の辛夷のお陰で鼻づまりが解消された経験あり! 関連