漢方薬について あの辛い膝の痛みが改善?痛みの漢方「麻杏ヨク甘湯」とは。 facebook tweet はてブ LINE 2018.06.26 by 林 泰太郎 0 今回ご紹介する漢方薬は「リウマチ」や「関節痛」などに使う事の多い「麻杏ヨク甘湯」です。 「麻杏ヨク甘湯」は痛みや肌荒れに使う事の多い漢方薬になっています。 それでは「麻杏ヨク甘湯」の解説していきますね~ 「麻杏ヨク甘湯」てどんな漢方薬? 「麻杏ヨク甘湯」は 〇麻黄(マオウ) 〇杏仁(キョウニン) 〇薏苡仁(ヨクイニン) 〇甘草(カンゾウ) の4種類からなる漢方薬です。 「麻黄」と「杏仁」・「麻黄」と「甘草」が水毒を改善して筋肉痛や浮腫などに効果が高いです。 また「ヨクイニン」には「発熱」や「ほてり」・「筋肉の縮攣」を改善して、痛みを鎮めていく効果があります。 その為「麻杏ヨク甘湯」は痛みよりも腫れや熱を鎮める効果が高いので「神経痛」よりも「関節痛」に使う事が多いです。 その為、急性の膝の痛みには使われる事の多い漢方薬になっています。 また先程もご紹介した「ヨクイニン」は「ハトムギ」になり「イボ」や「ニキビ」などに使われるのは有名です。 そこに水毒を改善する「麻黄」や「杏仁」が入る事で「水いぼ」にも対応可能になります。 有名な「麻黄湯」とは1種類違うだけなんです。 「麻黄湯」は 〇麻黄(マオウ) 〇杏仁(キョウニン) 〇桂枝(ケイシ) 〇甘草(カンゾウ) の4種類からなるので「麻杏ヨク甘湯」とは「ヨクイニン」と「桂枝(ケイシ)」の違いです。 寒冷で症状が悪化する事は「麻杏ヨク甘湯」と「麻黄湯」の2つに共通する特徴ですが、「ヨクイニン」は「消炎」で微寒の働きがあり・「桂枝(ケイシ)」は温の作用がある為使い方は変わってきます。 膝が痛い時に注意したい事。 「筋肉が落ちる」からと無理やり歩く方がいらっしゃいます。 「麻杏ヨク甘湯」は急性の症状に使うので炎症がおきている状態です。 炎症がおきている時は無理やり歩く事は厳禁になりますので、無理に動かすのは止めて下さい。 「出来る範囲の運動をしましょう。」 一番のおススメは腿(もも)上げ(片足ずつの)になり、限界の時点からもう一歩上げるようにして見て下さい。(無理な動きは炎症に繋がるので注意です。どんな動きかわからない場合は無理にしないようにして下さいね。) 「麻杏ヨク甘湯」 まとめ 「麻杏ヨク甘湯」についてご説明させて頂きました。 「痛み」や「イボなどの肌荒れ」に使う漢方薬が「麻杏ヨク甘湯」になっています。 中に入っている「ヨクイニン」には「清熱作用」があり、「麻杏ヨク甘湯」は炎症を鎮めていきます。 膝痛や痛みが出ている方は無理な動きは禁物ですよ~ 今回ご紹介しました「膝痛」に関係する「変形性膝関節症」に関しては、ホームページでお話ししています。 ぜひ参考にされてみて下さい。 太陽堂ホームページ 「変形性膝関節症」 関連