漢方巡り旅・日常 九州での生薬探索(「桔梗」「山椒」「山薬」「葛根」) facebook tweet はてブ LINE 2017.09.19 by 林 泰太郎 0 こんにちは。 今回「日々の日常」の初投稿になります。 私の自己紹介を見て頂いた方は知っているかもしれませんが、漢方薬の知識は「九州」に修行に行き学んで参りました。 「福岡」にある漢方薬局だったのですが、福岡は良い街ですね~ 福岡は、「もつ鍋」、「刺身」、「ラーメン」など美味しい物がたくさんあります。 今回の旅の締めくくりももつ鍋を食べてきました。 不妊症の勉強会のついでに湯布院にお邪魔させて頂きました。 勉強会が「福岡」であった為、そのついでに師匠の家にお邪魔させてもらう事になりました。 不妊症の勉強も大変勉強になる事が多く、学ぶ事が多かったです。 湯布院は福岡から高速道路を使えば車で1時間45分。福岡から120kmくらいの距離の所にあります。 大変いい街で日々の疲れも癒されました。 今回で二度目なのですが(泊まるのは初めてです。)、本当良い家でした~ お庭の柵釣りの後に生薬散策を お庭に鹿が入ってくるという事で、鹿よけの柵を皆で作る事に。 前回前原先生が柵作りをした時に肋骨にひびが入ってしまった為、今回は怪我をしないように細心の注意を払いながら作業をしました(笑) その後生薬散策をする事になったのですが、自然に囲まれている為生薬も一杯ありました。 桔梗 まず見つけたのは桔梗です。 桔梗は、山野の日当たりの良い所に育ちやすい生薬になっています。 綺麗な花を咲かせる生薬になっていて、根の部分を生薬として使います。 桔梗は、白人参と似ている生薬になり縦線が桔梗、横線が白人参になっています。 今回見つけたのはまだそんなに年数が経っていない2年くらいの桔梗でした。 山椒 その次に見つけたのが山椒になります。 山椒は漢方巡り旅~中国 成都編~の時にもご紹介しましたが、身体を温める作用の強い生薬になり、川魚の解毒もしてくれます。 実際葉の匂いを嗅いだ所、山椒のピリッとした匂いも感じました。 写真は2つ重なっていて、大きな葉が次にご紹介する山薬。 濃い緑色の葉が山椒になっています。 山薬 次が山薬になります。山薬は皆さんご存知の山芋です。 細長いハート型の葉を持ち、根の部分を生薬として使います。 有名な漢方薬だと「八味丸」などに入っていて、体力を補う働きがあります。 葛根 最後は皆さんご存知の「葛根湯」に入っている「葛根」です。 「葛根」はツル科の為、水を通す働きのある生薬です。 血液中の水分を潤し、血液の中の水分を多くする事で抗炎症作用・血流の改善に繋がります。 山薬や桔梗と同じように根の部分を使っていきます。 最後に 本当湯布院はのんびりしていて良い街でした。 最後に山を見ながらご飯を食べ、のんびりさせて頂きました。(山の名前は忘れました。(笑)) また機会があればお邪魔させて頂きたいと思います。 関連